バケツ稲の育て方

先日の田植えイベントの際、オーナーのさっちゃんから

「稲を持って帰って、バケツで育てていただいてもいいですよー!」

とご案内して、持って帰られた方がいらっしゃると思います。

 

今日は、自宅でできるバケツ稲の育て方についてお話しします!

 

目次

バケツ稲とは

バケツ稲とは、読んで字の如く

バケツで育てる稲

のことです。

 

バケツと土を用意すれば、

庭やベランダなどで

手軽に稲作を体験できます。

 

用意するもの

バケツ稲に必要なものは、

  • バケツ(5〜6リットル)
  • 土(園芸用でOK)

です。

 

土は、ホームセンターなどで購入できる

園芸用の土で大丈夫です。

 

ただ、お米は土の栄養で育つので、

いい土を使うに越したことはありません。

 

もし、プロジェクトの田んぼに来れる日がありましたら、

ぜひ田んぼの土をお持ち帰りいただけたらと思います!

 

プロジェクトの田んぼには

いい菌がたくさん育っているので、

とりあえず園芸用の土で植え替えていただいて、

後から田んぼの土を足してもらってもOKです!

 

 

バケツ1個に苗1本

稲を持って帰られた方は、

おそらく10〜20本くらいの苗があると思います。

 

お米は、育つ中で「分けつ」と言って、

1本の稲が20〜30本に分かれて、

それぞれに穂をつけます。

 

苗の時は、ひょろっとして頼りなく見えますが、

1本の苗でお茶碗1杯分、

育て方がよければ3杯から5杯分のお米が

収穫できます。

 

その分、稲も大きく育つので、

5〜6リットルのバケツ1個につき、

苗1本、多くても3本くらいで育てるといいと思います。

バケツに植え替えたら、

日当たりが良く、風通しのいいところで

育ててください。

 

水は、土よりも数センチ上になるくらいでOKです。

乾いたりして減ることがあるので、

たまに水を足してあげるといいです。

 

バケツがなければ、ペットボトルでも

バケツがない場合や

稲が余った時には、

2リットルのペットボトルを半分に切ったものに

同じように土を入れて

苗を1本だけ植えてもOKです。

 

ただし、バケツほど根が伸びないので、

発育はちょっと弱くなってしまう可能性がありますが、

十分お米を育てることができます!

 

中干し

稲作では、栽培期間中に

わざと水田の水を抜いて田んぼを乾かす

中干し

という工程があります。

 

これは、

  • 過剰な分けつを防いで、穂に栄養が行き渡るようにする
  • 土に酸素を供給し、根の活力を高める
  • 田んぼの土を固くして、稲刈りの作業効率を上げる

などの目的があります。

 

バケツ稲の場合も、同様に中干しをすることで

より美味しいお米にすることができます。

一度水を抜いて、

1日〜2日ほど土を乾かします。

 

中干しの時期

中干しをする時期は、

稲の分けつが進んで20本くらいになった頃です。

 

乾きすぎに注意

バケツの場合は、乾かしすぎに注意が必要です。

特に最近は気温が高いので、

1日で枯れてしまう場合もあります。

 

葉が細くなったり、色が黄色くなりそうだったら、

水分不足のサインなので、

また元と同じくらいに水を入れてください。

 

出穂

9月下旬くらいになると、

稲から穂が出てきます。

これを出穂(しゅっすい)といいます。

 

稲刈り

出穂から40〜45日経って、

穂の約90%が黄金色になったら、

いよいよ稲刈りです。

 

稲刈りの10日くらい前に水を抜いて、

稲を乾かしてから稲を刈ります。

 

刈り取ったら、根本を麻紐などで縛って、

 

穂を下にして、風通しのいいところで

10日ほど干します。

 

お米にする

干し終わったら、お米にしていきます。

 

脱穀

籾(お米)を稲から外します。

爪で引っ張っても取れますし、

お茶碗を逆さまにして、中に穂を入れて

押さえながら穂を引っ張ると

お茶碗の中に籾だけ残るやり方もあります。

 

もみすり

すり鉢に籾を入れて、

軟式の野球ボールで擦ると

籾から籾殻が外れます。

 

息で吹くと、籾殻だけが飛んでいきます。

 

この状態で、玄米となります。

 

精米

白米にするには、家庭用の精米器で精米してもいいですし、

瓶などに入れて麺棒などでついても

白米にできます。

 

まとめ

ご家庭での稲作体験に、

バケツ稲はうってつけです!

 

頼りないヒョロッとした稲が

分けつしてわさーっとなる様子は

何度見ても感動しますよ!

 

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