2019年1月5日、私の祖父が空に旅立ちました。
それまでに私は、何年かかけて米作りのイロハを祖父に教わってきました。
大人たちが集まって汗をかきながら農作業をする姿、
玄関で酒を飲み交わしながら労わる姿を見て、
沢山の人がお米のために集まるんだというのを幼少期に見て育ちました。
祖父が亡くなり、私が米作りの跡を継ぐことをすぐに決めたのを覚えています。
それから一週間後、ある異業種交流会に参加させていただき、
わたしはその場で酔った勢いで、
「私の家にある耕作放棄地をなんとかしたい」
と言ったことからこのプロジェクトは始まりました。
どうせやるのなら、
自然の生態に近い自然栽培での米作りをしようと、
提案してくださった指導者、
日本の幼児教育に稲作を取り入れたい、
店で提供したい、
その意に賛同する方々が集まり、、、
第1期、さっちゃん家の田んぼプロジェクトが始まります。
「知る」をテーマとした2019年
イベント化し、知りたい、体験したい多くの方々に参加頂きました。
また、多くの農家さんにお力添えいただきました。
コロナ禍でイベントは自粛
「ファミリー型」をテーマとした2020年
2世帯のファミリーが中心で参加。
できる限りのことを自分たちでやるという1年でした。
学びを実践、そして圃場が変化を遂げた2021年
原点に戻り、人の手を借りながら、
収穫したものを現地から離れた農家さんのところに持っていき、脱穀。
3年というのは、その圃場で収穫、作付けを繰り返し、
3年でその圃場のオリジナルのお米になるのです。
こうして第1期さっちゃん家の田んぼプロジェクトは2021年に終了しました。
2022年、第2期さっちゃん家の田んぼプロジェクトが幕を開けます。